効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

燃料電池がなくなっても

我が家で2年間稼働していた燃料電池の実証機が撤去されてから1週間が経った。しかし、まだその時の生活習性が残っている。これがある時には、いつも現在の電力消費量が表示板に示されていた。そして同時に、現在給湯層の中にお湯がどの程度溜まっているかも分かるようになっていた。撤去後に取り付けられたガス給湯器(エコジョーズという高効率のもの)にも台所と風呂に表示器があって、以前と同じ風情であるが、示す内容はお風呂の沸かし温度と、洗面や台所で使うお湯の温度を示すだけだ。それは十分分かっていながら、ついつい今の電気消費は幾らかなということを見てしまう。
この経験をすると、エコナビのような現在のエネルギー少量を表示する装置があるだけで、エネルギー消費を節約する行動を自然にとるようになるということがよく分かる。米国ではでスマートメーターという短時間間隔で電力消費が分かる電力メーターの取り付けが、オバマ政権の予算配分で急速に進展しているようだが、これを取り付けた人が、いかに自分がエネルギーを無駄に使っているかがよく分かるようになったと述懐しているのが報道されている。このメーターの機能を使ってグーグルなどが消費者にエネルギー消費の節減行動をとらせるようなソフトを開発し、その結果を表示する装置を販売しようとしている。これには米国の電力会社も協力している。発送電に余裕がない米国の電気会社は、ピーク時に節約して貰うのは大変有難いからだ。これが世界の主流になるだろう。