効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

鳥取から滋賀県高島市へ

朝ホテルを出ると、昨日ほとんど降らないという雪が降っていた。歩道に薄くつもっていたので、足を滑らさないように歩くのに苦労した。鳥取駅9時16分発の特急で姫路まで、横殴りに雪が降っていた。姫路で新幹線に乗り換えて京都まで。京都から新旭まで湖西線
1時半からの会議のつもりだったのが電車の中で案内状を見たら1時だったのに気づき、電話したものの到着したら会議は始まっていた。海東市長も出席しておられたので冷や汗。
高島市の新エネルギービジョン策定委員会の最終回。いろいろな角度からの意見が出て時間が不足。内藤委員長も収束に苦労されただろう。委員の中島 大氏から新エネルギー法施行令の改訂が閣議決定され、この4月1日から施行されるという資料が示され、ビジョンの内容にも反映させる必要があると指摘されたが、この委員会は3月まで有効な法律に基づいているので、取り扱いについて議論があった。NEDOの代表委員の解釈は極めて保守的で、新法の趣旨を出せないようななものであっったのには失望させられた。
引き続いて高島市が企画した「石油ピークは現代文明のピーク」と題した環境セミナーに出席した。講師は石井吉徳東大名誉教授。会場はほぼ満席。石油の埋蔵量、生産量は今がピークであることを数字で示し、環境問題よりも資源の制約をもっと知らなくてはならないという極めて現実に即した警告を発し、もったいない精神をもっと発揮し、社会の基盤を変えなくては人類は破滅であると説かれた。石油が物理的に底をつく状況にあるとすれば、限られた時間の中でそれに代替するものを見つけることができるのか、また、エネルギーの消費を大きく削減することが可能なのか、いろいろ考えさせられた。
懇親会で鳥取でもデモをしたスターリングエンジンの模型2種類を動かして、木質バイオマスの利用にはこのような外燃エンジンが有効だと説明して納得して貰った。ただ、実用がいつごろできるか、これからもう少し調べる必要がある。