効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

地球温暖化防止への日本の貢献

昨夜遅くまで起きてオバマ大統領の就任演説をワイフは聞いたらしい。こちらは体調のせいもあるが、流石にそのエネルギーはなかった。まだ演説内容を詳しく見ていないので何とも言えないが、今朝のニュースで断片的に聞いた印象では比較的地味な印象を受けた。米国民一人一人の責任を述べていたようだ。内容全文が米国政府の広報ウエブに掲載されているようだからゆっくり読んでみよう。
今日は高島市省エネルギービジョン策定委員会の最終回が午後からあって、自宅からするとほぼ3時間近くかけて出かけた。コンサルの作った案にいろいろ市民サイドからもつめが出されたのを聞いて、意識の高さを感じた。高島市長選が来週から始まる。この委員会を立ち上げた海東市長が再選されるかどうかで、このビジョンの実効性が決まることになるが、必ずしも楽勝ということではないようだ。
日本が今日地球人工衛星「いぶき」を打ち上げて、地球表面のCO2濃度を細かく測定できるようになるとテレビニュースで聞いた。いままでは地上の観測装置でしか測定できず、しかも北半球の一部地域にしか測定器が設置されていなかったために全体像が見えなかったものが、この衛星は一ヶ月に10回同じ場所を通って、全表面を万遍なくかつ細かく測定できるという。これは日本の地球温暖化防止に対する大きな世界貢献だと思う。地球表面から反射する赤外線を測定するものだが、その精度と密度からすると、CO2がどこに多く蓄積されているかが判明するだろう。 温暖化のメカニズムも、CO2が原因ではないという論も、詳細に検証できるだろうと期待している。海洋という大きな吸収源の動きがよく分からなかったのも解明されるかもしれない。この貢献を日本は声を大きくして世界に訴えるべきだと思う。