効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

高島市の省エネルギービジョン策定委員会

今日一日、小雨気味でも時に陽がさしたりする変な天気。滋賀県高島市省エネルギービジョン策定委員会に出席するため、琵琶湖北部の新旭まででかけました。気温が高くならなかったので、上着を着ていくのにそれほど苦にならなかったのは有り難いものでした。午後2時から5時前まで、委員長が内藤京大名誉教授で、2030年に温室効果ガス排出量を1990年比50%削減するという滋賀県の先進的低炭素社会実現へのビジョンを創られた方だけに1回目から議論が活発でした。来年の1月まで何回か委員会がありますが、滋賀県に倣ったビジョンを打ち出すとすると今の社会構造やライフスタイルを変えなければいけないのは明らかです。
しかし、所要エネルギーを削減する余地がまだまだ多いという実例が報道されていました。羽田空港の建物は昔にできたものだけに古いエネルギー機器が使われています。旧式の空調設備をインバーターでモーターの回転数を変える方式に切り替えて効率化するだけで20%も所要電力を削減できるそうです。600台の空調機を取り替えるのですから投資額も30億円と大きいですが、回収期間は短いのではないでしょうか。東京都の資料によると、ここが2006年度に排出したCO2は、業務部門の施設としては、東京大学本部キャンパス(本郷)に次ぐ2番目の多さだということです。
高島市でも、古い設備を見直すことで意外に大きなエネルギー消費削減が可能かもしれません。また、ここは農業地域で自動車による移動が中心です。これを大幅に見直すことでライフスタイルも変わるのではないかと思っています。