年の初めなので、今年のエネルギーがどうなるかなと考えてみました。IEAがEnergy Outlook 2007を出したので、その要約を読んだからでもありますが、中国とインドを中心とした途上国の経済成長と共に増加するエネルギー消費が、地球表面に出てくる炭酸ガスの量を増やして温暖化を促進するだけでなく、世界でエネルギー資源の取り合いが本格化するのではないかと思います。取り合いによってエネルギー資源、特に石油と天然ガスの価格が押し上げられて、経済力を失いつつある日本が調達に苦労するようになるのではないかと心配です。
ミュージシャンの三男が大阪から帰ってきたので駅まで車で迎えに行きました。環境を考えているものとしては、駅からバスで帰っておいでというのが本来でしょうが、この寒いのにそれは可哀想だし、バス代よりガソリン代の方が安いと考えると、やはり車に依存してしまいます。人間の弱さですが、この積み重ねがエネルギー消費を押し上げることになるのは確かです。
大きいことと小さいことを考えさせられました。
