効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

滋賀県高島市

高島市の新エネルギービジョン策定委員会が午後からあり、琵琶湖沿い湖西線の新旭まででかけた。家を11時20分に出て、新旭到着が午後1時30分。結構な長旅となる。
今日は2回目の会合で、高島市にある再生可能エネルギーの賦存量に資料や、一般市民や企業に対して行ったアンケート結果などが発表され、委員からいろいろな意見が出された。高島市は人口5.4万人で、毎年少しずつ増加しているのが意外だった。京都の後背地だし、大阪も無理をすれば通勤できる。だから琵琶湖のそばで緑が多いという魅力もあって人を集めることができているのだろう。しかし、地方自治体の例に漏れず財政は大変苦しいようだ。国の全額補助が出るとはいえ、高島市長は実現性のあるビジョン作りをしたいと考えてこの策定委員会を立ち上げている。それに応えて、委員長である京大名誉教授の内藤正明先生の力も入っているし、委員の間では良いものを作ろうという雰囲気が感じられる。
市域の57.1%が山林で、人工林と自然林がほぼ半々。稲作の田んぼが25.4%、畑が3.0%。この数字から見ると木質バイオマスの利用が考えられるが、考えるべき課題が多そうだ。実現しやすいのは太陽光発電と太陽熱給湯器の設置促進だが、どのようにインセンティブを与えるかが論議になるだろう。新エネルギーの範疇には入らないが、効(省)エネルギーと組み合わせないと総合的な効果を発揮することはできないと思う。