効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

若き奈良市長

今日から奈良市長が仲川元康氏に変わった。33歳で全国で二番目に若い市長だ。前の藤原市長が、JR奈良駅前のホテル建設について対応に苦しんで任期満了後再任を希望しなかったことから市長選が行われ、前々市長の鍵田氏を破って選出されたものだ。
企業に勤めて後、奈良の有力NPOの事務局長をしていたという経歴で行政経験は全くない。選挙中の公約にも明確な方針が示されたとは言えず、若さが何か革新をもたらしてくれるだろうという一般市民の期待が彼を新市長にしたのだろう。これから具体的に奈良市の現状を把握して後、あらためて何をするかを示してほしい。ゼロから始めるということを選挙中にいっていたが、奈良の歴史を消すわけにはいかない。継続性にも意を払いながら新風を具体的に示してほしい。
奈良市は自分が関心のある再生可能エネルギーの導入についてほとんど何もしていない。多くの市が作っている新エネルギービジョンも策定していないし、バイオマスタウン構想も検討していない。この二つのプロジェクトは国の全額補助で実施できるから、いままでなぜ手を着けなかったのか理解できなかった。新市長として、これから市民にも関心が高まる再生可能エネルギー導入について新しい方向を示して貰いたいものだ。観光都市としても、再生可能エネルギーをユニークな方法で導入できれば、それ自体が人を集める力を持つはずだ。奈良には再生可能エネルギーの潜在力は大きい。新市長の取組に期待している。