効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

奈良県の「県エネルギービジョン」

今日奈良新聞が報じているのだが、奈良県は昨年3月、エネルギー自給率の向上を目的として、奈良らしい新たなエネルギー政策を推進する「県エネルギービジョン」を策定した。平成27年度までの3年間を計画期間とし、再生可能エネルギーの設備容量を22年度比で2.7倍に引き上げる、22年度の電力使用量から5%削減した状態を維持する、というもの。来年度予算案ではエネルギービジョンの達成に向け、前年度比1.7倍の約8億706万円を計上している。いまのところ政策実現への足取りは確かなようだ。昨日書いた島根県の姿勢とは異なっている。
奈良県は山が多いために、風力も太陽も発電を大きく伸ばすのは難しい。それもあって、分散型エネルギーインフラ推進事業として、県本庁舎でのガスコージェネレーションの発電によって、分庁舎、文化会館、美術館へ電力と熱エネルギーを供給するという取り組みが予算に入っているようだ。前からここで主張してきたことが実現しそうで嬉しいことだ。
全くこれとは無関係なことだが、昨日ロシアのソチで冬のパラリンピックが始まった。ウクライナ選手もボイコットせずに参加できたのは良かったと思う。