効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

なら燈花会

関西も梅雨が明けて、昨日今日といよいよ本格的な夏に入ったなという感じがする。今日は夕立もあった。お盆前の奈良公園燈花会が催される季節がやってきた。8月5日から14日まで、奈良公園の中心部一帯にガラスや竹の筒に入れた2万のローソクが夕刻から点灯され、実に幻想的な揺らぎの光を楽しむことができる。これが、奈良の年中行事として定着したのは嬉しいことだ。最近では昔からある年中行事であるかのようにみられることもあるが、奈良青年会議所が中心になって、地域興しの一環として1999年に始めたもので、NPO法人なら燈花会の会が運営している。ボランティアが支えていて、近所の主婦で毎年ろうそくの点火や配置などに参加している人もいる。本当に無償の活動が支えているのだ。
これが終わる頃に、春日大社の万燈籠(14,15日)や東大寺大仏殿万燈供養会(13,14,15日)、奈良大文字送り火(15日)など、長い歴史を持つ灯火が主人公の行事が行われる。
昨年の燈花会には70万を超える人が足を運んだそうだ。県下イベントの最高数字とのこと。ろうそくの光は人の心を和ませてくれる。人工的な光は、どれほど巧妙に仕組まれたものであっても、感動の度合いはろうそくの比ではない。心にエネルギーを与えてくれると言っても良い。自ら設営に参加するも良し、楽しむに徹するも良し。今年は奈良県庁も参加し、職員が灯火の準備をするとともに、県庁の屋上を初めて市民に開放するとのこと。NPO法人なら燈花会のホームページに紹介されている写真を拝借。