効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

床下へもぐる

築後10年を経過して、自宅もあちこち弱りを見せてきた。最近とみに気になりだしたのが、二階からの階段を降りたところの床板がきしみだして、体重をかけると少し沈むようになったことだ。そこは、玄関からと二階からの通路が合流するところであるため、一番通行量が多くて荷重がかかるところだから、板目をプリントした合板の粘着度が落ちたのだろう。合板の継ぎ目に下から板をあてて接着してやれば良いことは分かっている。問題はどこから入るかだ。業者に頼めば後はお金の問題だけで解決するのではあるが、自分ではできないと分かってからにしたいというのが自分の主義である。
2カ所床下に入れる場所があることは前から知っていたが、その廊下へたどり着くのにかなりの距離を匍匐しなければならないのが難点。階段の裏側に外から入れる物入れスペースがあるのに気づき、そこから入れないか調べてみた。入ることを想定してか、上部の板が釘付けされず、工夫すれば開けられることが分かった。知恵の輪を相手にしたようにして何とか床下に入ることができた。目分量で切っておいた角板を、ボンドとねじ釘で板の合わせ目に貼り付ける。ねじ釘は充電式電動ドライバーが使えたので助かった。床下に寝そべったままで上に向かって金槌を打つのは至難の業だからだ。首や腰が痛くなってきたのは仕方がないが、昨日したテニスのせいか脚がつり始めたので、症状の大きいところだけ手当をして脱出した。

これで症状は改善するだろう。ただこうして手入れしても、我が家の不動産評価額には何の影響もしない。欧米であれば、手入れが良い家は高く売れる。日本で100年保つ家がよく言われるようになったが、手入れの良し悪しで中古住宅の売価が大きく変わるようにしないと、自宅本体に手間とお金をかける人は増えないだろう。欧米のDIYショップの規模が日本と桁違いに大きいのは、自分でやればお金を節約できるし不動産評価も上がるからだ。だからこそ一軒家が建つだけの材料を売っているし、それを買う人も多いのだ。欧米ではDIYは必ずしも趣味ではないことを知っておく必要がある。