効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

調光機能付き長寿命蛍光灯

この間甥御の結婚披露の司会を勤めたが、そのお礼にといって赤・白のワインを贈ってくれた。無理をしなくてもいいのにと思ったが、気持ちは有難いし、良いワインのようなのでいつ戴こうかと楽しみだ。
今日は1967年から月一回のペースで続いている勉強会、MD(Mutual Development)会の日。情報について私が発表したが、このブログについても触れてみた時に、その反響はと言われると答えに窮した。
ここ2週間ほどの日経産業新聞を読んでいたら、M電工が明るさを調節する機能が付いた長寿命の蛍光ランプを開発し、今秋をめどに発売するという記事に目がとまった。(日経産業新聞3月2日) 無電極の蛍光灯で明るさを100%と50%の2段階で選べるとのこと。従来型の蛍光灯は調光ができないわけではないが、高価で寿命にも影響があった。数日前にここで書いた病院の照明などで、廊下や階段、手洗いに人が居ないときには半分の照明、人が入るとモーションセンサーでスイッチを入れて一杯に点灯させるようにすれば、真っ暗な手洗いなどに入る気味悪さがなくなる。しかも寿命が6万時間と言うから省資源にもなる。一日8時間点灯させて20年保つそうだから、講堂とか体育館などの高所照明には最適だろう。
値段は従来品より高くなるだろうが、エネルギー効率の上昇、メンテ費用の軽減を考えれば、すぐ元がとれるのではないか。無理をしないで効率を上げるという効エネルギーの見本みたいなものだ。自宅では連れ合いが蛍光灯が大嫌いだ。最近まで、蛍光灯は点灯してから十分明るくなるまでに時間がかかった。これが気持ち悪いという。そして、ダイニングルームを調光できるようにしないと食事の楽しさが半減するという。蛍光灯ではこれに対応できないので、調光の必要な所ではいまでも100ワットの白熱電球を使い、時に応じて暗くしたり明るくしたりしている。エネルギー効率が悪いことは確かだが、生活の楽しみを犠牲にまでして省エネをする必要はないというのが私の主義だから、白熱電球と同じように使いやすい調光機能を持って、最初からパッと点灯する白熱球型の家庭向け蛍光灯が早く登場してほしいものだ。
この間の省エネ展では、そのようなものもあると聞いたが、まだ調光に難があるし、高価だそうだ。オーストラリアが原則白熱電球禁止にするそうだから、このような電球型蛍光灯で調光機能付きのマーケットは拡がるのではなかろうか。