効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

学校とロッキーマウンテン研究所

今日一日、確定申告の作業。できたと思ったらとんでもない間違いをしていたのに気づいてやり直し。落ち込んでいます。毎年のことながら憂鬱です。
先日、ロッキーマウンテン研究所からニュースレターが来た。目を通していると、小学校の建物を徹底的に環境調和型にするプロジェクトの紹介があった。校舎の建築材料からこだわり、照明、空調、換気、給水など、生徒と先生ができるだけ勉強に打ち込める環境を作り、同時にエネルギー消費を抑え、再生可能なものにしようというものだ。この学校を Little Green School と名付けている。設計段階から、学校の生徒も参加しているというから面白い。まず生徒が楽しく学べる環境を作ろうということから、生徒の感覚を大事にしているようだ。そして生徒の成績が良くならなければ、環境に配慮したとしても学校としては失格になる。生徒達が作ったモデルを使ってシミュレーションができ、換気システムの改善に大きな役割を果たしたという。
ロッキーマウンテン研究所の建物自体、極めてエネルギー消費を抑えて、しかも、仕事をし易い環境を作り出しているだけに、長年蓄積されたノウハウが子どもたちのために注ぎ込まれているのだろう。日本で教室を考えるときに、先生と生徒も一緒になって考えるという事例があるだろうか。
この研究所のホームページから、研究所の建物の写真を失敬して掲載させて貰う。冬には零下20度位になることもあるが、完璧な断熱と温室構造のお陰で、ほとんどエネルギーを使わずに半袖で過ごせるということだ。私が訪問したときはそれほど寒くはなかったが、それぞれの季節に合わせて室内環境を調節できるようになっていた。