効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

病院の効エネルギー化

連れ合いが病院へ行く日で、運転手として同行。診察が終わるまでにかなりの時間を要したが、その間、持参したノートパソコンで仕事。
この病院はそれほど古いものではない。だからかもしれないが、広い待合室を初めとして大きな窓が多い。ところが、これが全部一枚ガラス。ここから逃げていく熱はかなりのもので、暖冷房費の何パーセントかは損をしているはずだ。病院は24時間機能しているし、室内環境の維持には大きなエネルギーを使うため、窓を複層ガラスにするのに必要な投資が少し大きくても短時間で回収できる。もし病室も一枚ガラスだとすると、窓に近い所に居る患者さんは外気温の影響を受けやすくなって快適性が下がっているはずだ。
室内照明はほとんど蛍光灯だ。省エネになっているように見える。だが、手洗いに行って気がついたのだが、横長の蛍光灯が太くて、最近の細めのものに比べて効率が低いものを使っている。効率の高い照明に切り替えるのには、取付器具も取り替えなくてはならないから費用はかかる。しかし、現在のものは取り付けてから数年は経っているのだから、効率の高い蛍光灯を使うようにしたら、何年でその投資を回収できるか検討してみる価値はある。

エネルギー消費を抑えながら快適性を上げることが出来れば、これ以上の効エネルギーはないだろう。
我慢しないでエネルギー消費を抑制するには、最初どうしてもお金を使う必要がある。しかし、その投資が回収できれば問題はないはずのところを、目に見えない所へお金を使うのを避けてしまい、結局大きなエネルギーロスを招いていることが多い。これは公的な建物によく見られることだ。単年度会計予算で建てられる行政の建物がその典型だと思っている。