効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

蓄エネルギー

今朝英国のエネルギーリサーチャーからメールが入っていた。グラスゴーにいるのだが、彼が属するDelta Energy & Environment社は、ロンドンとアムステルダムにもリサーチャーがいて、分散型エネルギーのリサーチをしている。彼が聞いてきたのは、電気を大量に貯める蓄電池、フライホイールキャパシターについてリサーチをすることを考えているが、このような分野の調査レポートに日本の業界が関心を持つだろうかということだった。
一般的に言えば、日本のエネルギー業界が蓄電に大きな関心を持っていることは確かだろう。今日の午後、コーディネーターとして参加したセミナーでも、蓄電によって負荷平準化ができれば、効率が大きく変わるし電気の需要ピークを抑制できることになるという発言があったように、今後の大きな課題であることは確かだ。問題は、ヨーロッパや北米での技術開発が日本の企業にとって大きな参考になる、言い換えれば、その分野の情報が伝わっていないかどうかということになる。
日本の蓄電関係技術は世界のトップを走っている言えるだろう。しかし、世界は広い。ベンチャーがとんでもない技術を開発していることもある。蓄電技術は、効エネルギーの観点からもこれから重要な役割を果たすと思うが、日本以外のところで行われている技術開発について、それが本業のところは既に知っていると考えているだろうし、それ以外のところは、日本が最も進んでいるのだから海外の状況など知る必要はないと考えているかも知れない。
今日は写真を出せないのが残念。