効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■北海道の風力発電

北海道の風力資源は日本でもっとも多いとされている。いま、北海道に製造設備やデータセンターを建設し、風力発電からの電力を100%消費しようとするプロジェクトが急増している。その一例が、トヨタグループの総合商社豊田通商風力発電事業進出だ。

風力発電国内最大手を完全子会社にしたほか、北海道で日本最大級の風力発電の整備に挑む。かつて、トヨタの車輸出の開拓者としてグローバル化を後押しした豊通。今度は「脱炭素商社」となり、企業の競争力を左右する再生エネの確保に奔走する。高層ビルに相当する高さ最大140メートル超の巨大風車33基が5月、日本最北端の北海道稚内市などで動き始めた。豊通子会社で風力発電国内最大手ユーラスエナジーホールディングス(HD)などが進める日本最大級の陸上風力プロジェクトだと日経新聞が報じている。

2025年4月までに127基を設置する予定で、総出力は54万キロワットにもなる。全て稼働すれば北海道の風力導入量は倍増し、都道府県別で青森県秋田県を抜いて全国トップとなると想定されている。年間を通して強い風が吹く道北地域は国内有数の風力発電の適地とされるが、送電線の容量が全域で小さいために、風力発電の開発が進んでいなかった。そこで、ユーラスエナジーなどが出資する送電会社が、北海道中川町から稚内市に至る約78キロメートルもの送電線を自前で整備し、再生エネの送電体制を構築した。この送電網と蓄電所の整備費に投じた資金は約1050億円にも及ぶとのこと。

最先端半導体の受託製造を目指すラピダスは、工場建設地に北海道千歳市を選んだ理由として、再生エネ資源が豊富にあることを挙げている。北海道は関連産業を集積する「半導体立国」を目指しており、膨大な電力需要に応える上でも、豊通の役割は大きい。豊通が再生エネに経営資源を振り向けるのは、トヨタグループの脱炭素戦略をけん引するためでもある。今後、海外にあるトヨタの工場にも再エネ電力を供給するために、現地で再エネ設備の設置に注力するだろう。

 

 

 

 

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