電気料金が上がる中で、空調コストを抑制するために、断熱効果の高い窓に交換する世帯が急増していると報じられている。これには、窓ガラスだけではなく、それを取り囲む窓枠も含めての話になるはずだ。アルミサッシの枠だと、熱は通り抜けてしまう。
修繕工事の一環で全136戸の窓ガラスを日本板硝子の省エネガラス「スペーシア」に、2022年に交換した東京都立川市のマンション。住民の一人は「夏の電気代が2~3割減った」と語っている。暖房についても同じことが言えるが、暖房は電気空調機で行う世帯の数は多くないかもしれないが、暖房費用もかなり落ちるはずだし、結露もしなくなる。また、防音効果もある。
AGCの複層ガラスも4~5月の販売数が前年比で5割増え、6月は2倍に伸びている。工場の稼働はフル生産しているが納期は1カ月以上先になる場合もあるという。電気料金がさらに上がると見ての自衛策だろう。秋以降に設備投資して、最大15%程度の増産を検討する。
政府の補助金も追い風となっている。政府は23年度から省エネ性能の高い窓ガラスや窓枠の交換費用のうち、1戸あたり上限200万円まで補助する「先進的窓リノベ事業」を展開している。窓枠も対象になっているのは新しい方向性だと思う。これまでは、窓枠の熱透過性があまり重視されなかったからだ。
予算枠は約1000億円で3月31日から交付申請を受け付けている。8月16日時点で申請額は予算の5割を超える。22年度の補助制度と比べて補助額の上限が大きいため、高額でも断熱性に優れた窓ガラスへの交換を後押ししているとみられる。断熱窓のメーカーには想定の6~8倍の注文が来ているようだ。
東京の知り合いが住むマンションで、全住宅の窓の交換があったのだが、残念なことに複層ガラスへの交換ではなかったようだ。この補助金がまだ準備されていなかったからだろうが、住民に断熱効果についての知識があれば、多少の上乗せをする覚悟があれば、オーナーに交渉出来たはずだが、断熱窓のコスト効果を知る人が殆どなかったのだろう。窓ガラスに断熱フィルムを貼り付けても、かなりの空調コスト抑制効果が出るはずだが。
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