効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■米国で核融合に成功

核融合は太陽のエネルギーを生み出している原子核反応で、現行の原子力発電の核分裂とは違い、核のゴミは出ず、綺麗なエネルギーを作り出すことができる。ただ、その反応を起動するのには超高温が必要で、それを発生させるエネルギー量も膨大となる。だから、核融合反応が作り出すエネルギーは、それを大きく上回らなければ、エネルギーが作られたことにはならない。

米国のローレンス・リバモア国立研究所は、核融合発電の実験に再び成功し、投入した分を上回るエネルギーを取り出すことに成功したと公表したと報じられている。次世代エネルギー技術の実用化に向けて期待が高まりそうだ。

ロイター通信などによると、7月30日にレーザー核融合実験で成功した。2022年12月に初めて点火に成功して以来、2回目の達成となるようだ。前回の成功から実験を繰り返していたが、先に述べたエネルギーの「純増」を再現できなかった。22年12月の実験で点火に投入したエネルギー量は2.05メガジュールで、得られたエネルギーは3.15メガジュールだった。

今回の実験で得られたエネルギー量は3.5メガジュールで、1回目よりも多い。家庭でアイロンを1時間使えるエネルギー量に相当する。同研究所は今後、内容を分析して学会や科学雑誌で詳細を発表する。理論上は1グラムの燃料から約8トンの石油と同じ熱量が得られるようだ。実験に成功しても商用プラントの設計や建設技術を確立するにはさらに研究開発が必要になる。実用化まで数十年の時間がかかるとされるものの、経済の脱炭素化で大きな役割を果たすと期待されている。

最初の起爆剤となるエネルギーをどのようなシステムで作ったのだろうか。Wikipediaに拠ると、重い原子であるウランプルトニウム原子核分裂反応を利用する核分裂炉に対して、軽い原子である水素ヘリウムによる核融合反応を利用してエネルギーを発生させる装置が核融合炉だ。

一度起動すれば、発生したエネルギーを使って反応が継続するのかどうか、また機会を見て調べて見よう。

 

 

 

 

 

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