近鉄奈良駅まで行き、そこからタクシーで環状バスが走る道路沿いにあるワイフが通院している病院へ。午前中に家を出たのだが、耐えがたいほどの暑さが、タクシーに乗った途端に冷房の効いた車内の空気が突き刺さるような寒さに感じた。暑さを覚悟はしていたが、この寒暖差は病院へ行っても、昼食に入ったレストランでも、この寒暖（暑）差に悩まされた一日となった。
暑さ対応で当然薄着をしていたのだが、風呂敷でもバッグに入れておいたら良かったのにと思ったほど、冷房が突き刺さる感じの一日だった。
気象庁は、福島県伊達市で最高気温40・0度を観測したと発表している。40度に到達するのは全国で今年初めてだとのことだが、奈良市内はそこまで高温にはなっていなかっただろうが、実感としては40度に近かった。気象庁と環境省は、東北から九州のほとんどの都府県に熱中症警戒アラートを発表。不要不急の外出を避け、冷房の使用やこまめな水分補給などで熱中症を防ぐよう呼びかけている。熱中症にはならなかったが、冷房の効いた場所に入る途端に感じるのは寒さだった。暫くすると快適にはなるのだが、そこから出た途端の暑さには閉口させられた。
沖縄を通っている台風の辿る経路も、これだけうろうろするのは、これまでになかったことだ。これが常態化する可能性も考えられる。異常気象という表現も、今年にだけ通用するだけで、来年も同じような暑さが来るとすれば、高温は異常現象ではなくなるだろう。そうなれば、冷房の設定温度も高めにしなければ、急激な温度差にさらされる生身の人間にとっては、その温度差への対応を常に準備しておかなければ、体調を崩す原因ともなりかねない。地球温暖化という表現も変える必要があるのかもしれない。
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