効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

節電要請

今日から節電の要請が開始された。関西電力の需給逼迫情報をメールで貰えるように登録してあったので、早速その一号メールが到着。
その要請の内容は、『この夏の需給見通しにつきましては、電力の供給に最低限必要な予備率を辛うじて確保できる見通しですが、電力需要の想定には、無理なく継続してご協力を賜ることが期待できる節電(定着した節電)を織り込んでおりますことから、お客さまにおかれましては、着実な節電・省エネにご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。』というもの。
また、『発電所のトラブルなど、不測の事態により電力需給が逼迫し、電気の使用率が97%を超過する見込みとなった際は、「需給逼迫のお知らせメール」にて、その時間帯をお知らせいたします。』とある。
関電は昨年から見るとさらに危機的状況にあると言えるが、単なる節電要請に止めたのは不十分だと思う。消費者の意識だけに訴え、ただ冷房温度の設定を上げるようにとしか具体的な方法は示していないからだ。政府も一体となって、具体的な節電方法をできるだけ多く示さねばならないと思う。メールの後半には節電強化が必要な時間帯を知らせるとあるが、今日のような暑さがもっと進めば、冷房はフル回転するだろう。この時、例えば午前中には温度設定を低めにして部屋を冷やしておいて、ピークの時間帯に設定温度を上げても多少は過ごしやすくするなどのアドバイスはできないだろうか。スマートメーターが取り付けてあるところには全てピーク時に料金が高くなるような制度をいまから導入できるようにもできないだろうか。家庭用でスマートメーターがどれほど設置されているかが分からないが、大きな課題となる。だが、時間帯の指定が、原発再稼動を推進する効果を生むという期待が入っているとすれば言語道断。