効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

世界的に酷暑

このところテレビのニュースで一番に報じられるのが酷暑と熱中症。異常な量の降水量のよる水害と山崩れに続いて、追い打ちをかけるような状況には、気が滅入る。何も自分にできることはないので、本当に気は心程度の寄付をしたが、何か申し訳ない気分もする。この異常気象によって次に来るのが収穫の秋になって、農産物の出荷が大きく減るのではないかということだ。これは全国的に起きることだろう。気温の変動で漁業も不振になっている。
ロイター通信が報じているが、地球温暖化が進むに伴って、アジア、アフリカ、ラテンアメリカで11億以上の人が暑さによる致命的被害を受けているという報告が国連の組織から出されているそうだ。世界の人口が76億だそうだから、劣悪な環境に住む人の数が、地球温暖化によって急増しているらしい。調査が行われたのは52ヶ国。もっとも影響を受けている国の中には、インド、中国、モザンビークスーダン、ナイジェリア、ブラジル、パキスタンインドネシアバングラデシュが含まれている。特に電気がまだない地域では、食料の腐敗の速度が速くなり、飢え死にし、冷房がないために熱射病で命を落としている。病院のワクチンもすぐ使えなくなるとのこと。建物に太陽光を反射する白い塗料を塗ったりする方策も考えられている。アジアで育ちつつある中間所得層向けに、低価格で効率の良い冷房、冷蔵装置をメーカーが考案して欲しいとの要望もされている。生鮮食品のコールドチェーンの拡充も急務だとされるが、英国のバーミンガム大学のレポートが、それによって発生する電力需要が急増する課題があると報告しているとも述べられている。