効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■JAXAのH3ロケット打ち上げ失敗

宇宙航空研究開発機構JAXA)は7日、大型ロケット「H3」初号機の打ち上げに失敗した。地上からは飛び立ったが、2段目のエンジンの点火を確認できず、機体を破壊する指令を出した。国産ロケットは2022年10月に小型機「イプシロン」も打ち上げに失敗しており、日本の宇宙開発は信頼を落とした。H3は米国主導の有人月面探査や火星圏の探査などにも活用予定だったが、宇宙開発戦略の見直しを迫られる。(日経新聞の報道記事冒頭)

先週には、打ち上げを開始したが、メインエンジンが作動せず,打ち上げは停止された。これを手直しして再度の試みだったが、今回は機体そのものが、指示によって爆破されている。メインエンジンの作動不良、制御不良。H3は現行の大型ロケット「H2A」の後継機で、三菱重工業と共同で14年に開発が始まったもの。開発費用は約2000億円。打ち上げ費用をH2Aの1回あたり約100億円から同50億円にするとともに、注文を受けてから発射までの期間も約1年と従来の約2年から半減する目標を掲げている。日本で実績の乏しい商業用人工衛星の打ち上げビジネスへの活用が期待されていた。

今回の失敗はロケットだけではなく、日本の企業全体が世界に遅れていることを示しているように思える。これまで日本は製造技術、商品開発については世界をリードしてきたのだが、どうも内部崩壊を起こしているようだ。欧米や中国の宇宙開発事業に大きく遅れをとっているのだが、宇宙技術は国の製造技術の集約だから、これを取り戻すのは極めて難しいように思える。

日本はこれまで新しい技術・製品を次々に市場に出してきたが、最近そのテンポが鈍ってきたように感じていた矢先のこの打ち上げ失敗。これは日本産業の商品開発、新技術開発・導入の遅れを象徴するものだと感じている。これを取り戻すのは無理かも知れない。

 

 

 

 

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