効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

*10センチ角の小型衛星製作 大阪の産学、来年打ち上げ 受託参入めざす

今日の日経新聞関西版に標題の記事があり、2019年にも10センチ角の超小型人工衛星を打ち上げるということだ。大阪府東大阪市の中小企業などが開発した人工衛星まいど1号」の製作ノウハウを活用し、コストを大幅に抑えるとのこと。「まいど1号」についてネットで調べてみたら、2009年に打ち上げられたもので、中小企業の多大なる技術を結集して開発されたと評価するものもある一方で、ほとんどJAXAの技術に依存したもので、大阪の中小企業の貢献度は言われるほどのものではないという批判的な内容も見られた。しかし、大阪の中小企業が何らかの関与をしたという意味では、大阪の存在感のあるものだったようだ。

2019年の打ち上げで課題などを検証し、実用化のメドが付けば宇宙空間での製品試験の受託サービス参入を目指している。試験の受託価格は2千万円程度からを想定しており、本格的に事業をしようとしているようだ。09年に打ち上げた「まいど1号」の責任者を務めた菊池秀朋会長率いる衛星電源開発のアストレックス(東大阪市)が中心となり、大阪工業大学なども参画して「ドリームサテライトプロジェクト」が進行中。手のひらに収まる超小型サイズの衛星を製作し、19年に宇宙航空研究開発機構JAXA)のロケットに相乗りして打ち上げ、軌道に乗せる。衛星本体の製作費は300万円で、非常に安いと言えるだろう。打ち上げ費用はクラウドファンディング(1万円単位)で集めるとのことで、それに応じた人には、宇宙関連の特典を準備している。9月までに約400万円が集まっている。

関西人としては大阪の中小企業の貢献として評価されるものになってほしい。