効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■ホンダが水素事業拡大

ホンダが水素事業を拡大するとプレス発表したのだが、これまでホンダが燃料電池などを開発実装しているとは知らなかった。発表の最初に書いているのは、「カーボンニュートラル社会の実現に向け、製品の電動化の促進のみならず、エネルギーキャリアとしての水素の活用拡大にも積極的に取り組み、水素事業の拡大を目指す」で、自動車に関連する事業を大幅に広げると言うことなのだろう。
水素事業のコアとなる燃料電池システムのさらなる進化に取り組み、GMと共同開発している次世代燃料電池システムにおいて、耐久性2倍、コスト3分の1の実現を目指す。このGMとの取り組みに加え、さらに耐久性2倍、コスト半減を実現すべく、引き続き要素研究を進める、が次に続くのだが、燃料電池から手を引くと聞いていたので調べて見たら、やはり、2021年に、水素を燃料とする燃料電池車(FCV)「クラリティ FUEL CELL(フューエル セル)」の生産を2021年8月で中止すると報じられている。何か販売が見込まれる技術なり製品を開発したのだろうか。

この報道記事には、価格は非公表だがコストは30年ごろに旧機種と比べて6分の1まで抑えることを目指すとあり、システムの構造を簡素にする技術革新や量産効果が出せるという。自社の乗用車だけでなく商用車や定置型電源、建設機械などに用途を広げて売り出す、ということだから、自動車の領域から大幅に商域を拡大することになる。30年頃と言うことだから、7年ほどの年数があれば、燃料電池で駆動するものの商品数を大きく拡大することが出来るらしい。

提携する米ゼネラル・モーターズGM)と新たな燃料電池システムを開発したとのこと。米ミシガン州にある同社との合弁工場で生産する。出力は80キロワット。販売は当初年2000基程度で始め30年代後半には数十万基まで増やす方針だ。日本では商品として流通しているのは家庭用規模の燃料電池であるエネファームだけ。日本のメーカーが規模を大きくしたものを出そうとしたが販売数が全く伸びなかった。80キロワットの規模の電源がフィットする事業として何を目指しているのだろうか。共同開発というと妥協の部分もあるだろうから、日本市場には向かない部分があるかもしれない。また、水素を自給するのか、外部から調達するのか、など、気になることが多いが、自分も昔手がけた燃料電池であるだけに、順調な開発・販売を確立してほしいものだ。

 

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