効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■火力発電所で炭酸ガス回収実用化か?

米国のメリーランド州に本拠を置くベンチャーが、ガス火力発電所が排出する炭酸ガスを回収する実プラントをウエスト・バージニア州の設置したようだ。その発電所は180万キロワットの出力を持つコンバインドサイクル・プラントで、タービンで発電した後排出される高温の燃焼ガスでボイラーを加熱し、高圧蒸気で再度発電する。そのため総合熱効率は高いが、燃焼ガスに炭酸ガスが多量に含まれるのを、これを回収するシステムを装備したというものだ。その発電所は西バージニア州Doddridgeカウンティーに建設される。

火力発電所の排ガスから地球温暖化の原因の一つである炭酸ガスを回収する実用的な方式が開発されたのを聞いたのはこれが始めて。回収された炭酸ガスは、何らかの形で固形化して地下に収納するか、水素と化合させてメタンとして化学原料に使うとされ、CCUS (Carbon Capture & Utilization or Storage)と表現されている。その実用化はまだ先の話だとされていたのだが、それが実プラントとして建設されるのだから、環境対応技術として期待されるものとなるだろう。

このプロジェクトはバイデン政権の経済活性化関連法の適用も受けることが出来るようで、その稼働の結果次第では世界に拡がる可能性がある。

 

 

 

 

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