効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■炭酸ガスを捉まえて資源に利用

日米両政府は二酸化炭素(CO2)を素材や燃料として再利用する「カーボンリサイクル」に向けて連携すると合意したようだ。定期的な協議の場を設けて技術情報の共有や専門家の相互派遣を進め、温暖化ガスの排出量削減に役立つ新技術として、研究開発の加速や普及に向けたコスト低減をめざす

13日の「カーボンリサイクル産学官国際会議」で梶山弘志経済産業相が表明し、米エネルギー省と覚書を交わすことになっている。カーボンリサイクルは回収したCO2を製品や燃料に再利用する取り組み。温暖化ガスの排出を抑えるとともに、普及すれば資源の安定調達にも役立つと経産省はみている。米国はカーボンリサイクルの技術開発に取り組むスタートアップ企業が多くあり、石油メジャーが投資している。日米両政府は普及のネックとなっているコストの引き下げや用途の拡大を狙い、両国で進行している研究プロジェクトの情報や研究成果の共有を図る。日本政府は今後の技術開発に関するロードマップを2019年に策定している。

それを将来の事業とする動きが今日報じられた。三菱重工業が脱炭素社会を見据え、二酸化炭素(CO2)を回収し利用する新技術の海外展開を本格化しているというもの。英国で2020年9月から現地企業と組み、バイオマス発電所からCO2を回収する実証を開始した。27年までに商用化し30年に発電所からのCO2排出量で実質ゼロを目指している。米国では火力発電所で回収したCO2をパイプラインで油田に送り、原油を回収する技術の確立を目指す。CO2回収は製造プロセスのコストの高さが課題。大型発電プラントが多い海外で実用化を先行させ経費や効率を検証する。

気候変動アクション日本サミットをオンラインで見ながら書いていたが、カーボンリサイクルのコストは、気候変動によって起きる経済損失を計算に入れれば、コストが高いから実現が難しいとは言えないな、と感じさせられた。これからはNetゼロ競争になるだろうが、日本は周回遅れになる可能性もある。

 

 

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