効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■住宅でLEDの普及が進む

米国で最近行われた調査での数字だが、米国の住宅ではLED照明の普及が急速に進み、全体の47%が室内照明の殆どをLEDに切り替えているらしい。2015年の調査の時には僅か4%だったのだからLEDは目覚ましい躍進をしたことになる。それにはLED照明機器の多様化も貢献しているのだろう。蛍光灯は調光装置のついたシャンデリアなどには難しかったものが、LEDが使えるようになり、それを設置する家庭が増えたのだろう。

この調査でも、蛍光灯を使っている世帯の数が急減している。2015年には32%であったものが、2020年には12%に急減している。フィラメントを使った電灯を使う世帯の数も急減しており、2015年の31%が2020年には15%になっている。興味を惹かれるのは、年収が2万ドル以下と少ない世帯では主にLEDを39%使っているのに対し、10万ドルを超える世帯ではその数字が54%以上となる。家を保有する世帯の方が借家よりもLEDの利用が多く、また、子どもがいない世帯のほうが、子どもが1人以上いる世帯よりもLEDの利用は多い。

日本でも同様の調査(矢野経済研究所)があるのを見つけた。一般用照明という定義だから家庭用とは限らないが、照明器具の市場規模はLEDが圧倒的に大きいのに対して、ランプの市場規模はLEDが従来型の電球より少し大きいらしい。これは市場規模だから、従来型とLEDの価格に支配されるので、断定はできないものの、LEDが大きく伸びていることは確かなようだ。

また、環境省の調査もあり、2017年の数字で見て、居間で使われている照明の内、LED照明が45.9%,蛍光灯が54.4%、白熱電球が10.3%となっている。また、住宅内でLEDを使用している世帯は全国で約6割を占めており、1割の世帯では住宅内の全ての照明でLEDのみを使用しているようだ。

現時点では居間の照明についてはLEDの方が多くなっている可能性が高い。

全体的に見ると、日本のLED利用率の方が米国より高いかも知れない。

 

 

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