リチウムの採取できる国は限られており、リチウムイオン電池の普及が将来阻害されると言われていた。だが、住友金属鉱山は19日、関東電化工業との共同開発で使用済リチウムイオン二次電池(LIB)から、リチウム化合物を高純度で再資源化し、電池材料へと水平リサイクルする技術を世界で初めて確立したと発表した。同社の電池リサイクルプロセスで発生するリチウム含有スラグを、関東電化工業の湿式精錬法を用いてLIBに再利用可能な高純度リチウム化合物として再資源化できる。22年度にパイロット実証設備の設置を計画している。リサイクルが可能になれば、価格も下がるだろう。
両社は、18年7月から共同開発を開始。現在は関東電化工業の水島工場(岡山県)でベンチスケール試験を進めており、電池材料として再利用可能なレベルの高純度リチウム化合物の精製に成功したということだ。住友金属鉱山は昨年8月にコバルト回収を含めた二次電池リサイクル技術の実証実験に成功するとともに、世界初のリチウム回収可能な可溶性スラグ産出を組み込んだ新リサイクルプロセスを確立していた。稀少金属の希少性が無くなるわけではないが、リチウムイオン電池の生産の制限をなくすることができるとすれば、既に寿命が終わりつつある大型系統用リチウムイオン電池からの再生回収も可能となる。
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