効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■水素社会の到来

オーストラリアで水素の製造プラントの拡張が続いている。オーストラリアのエネルギー最大手ウッドサイド・ペトロリアム。国内で計画する世界最大級の設備で2027年にも水素生産に乗り出す方針だという。それを消費するのは日本を想定している。次世代のクリーンエネルギーを将来の成長のけん引役にする考えだということだ。

サウジアラビアオマーンなどで大型の水素生産設備の構想はあるが、ウッドサイドの施設は豪州では最大で、世界でも最大級になるという。生産する水素は再生可能エネルギーを使って水を電気分解し、生産時に温暖化ガスを出さない「グリーン水素」と、天然ガスから水素を取り出し、発生した二酸化炭素(CO2)を地中に埋め戻す「ブルー水素」の両方になる見通しだと報じられている。

生産した水素は発電や燃料電池車向けの燃料として出荷し、想定する顧客には日本企業も含まれる。同社CEOのオニール氏は「すでに複数の日本企業と、水素やアンモニアを発電にどう利用するか協議している」と明らかにした。

水力発電が盛んな豪南東部タスマニア州でも水素生産を検討し、丸紅やIHIとともに実施した初期の事業化調査はすでに終えた。米南部オクラホマ州での生産計画も表明済みで、合計3カ所で水素の生産に乗り出す。

同社の祖業である石油や、日本にも多く輸出するLNGが主力の事業構造はしばらく続く。8月には豪英資源大手BHPグループの石油・ガス部門を買収することで合意した。オニール氏は「2050年を過ぎても石油・ガスが果たすべき役割はある。今後も投資する機会はある」と語ったというが、その通りだろう。

受け入れ側である日本では、その水素を流通させる方法をよく検討しておく必要があるだろう。水素パイプラインの新設もあるだろうし、水素を使うビルなども出てくるかも知れない。水素社会の到来だ。それに我々がついて行けるかが課題となる。

 

 

 

 

家族の一人がやっている猫、鳥、犬などをモデルにした手作り

のご紹介。

https://minne.com/@plusme

https://www.creema.jp/listing?q=plus+me+accessory&active=pc_listing-form