日本の洋上に大型のウインドファームがこれから10年ほどの間に幾つも建設されるだろう。それが環境に与える影響次第では、地域に受け入れにくいものが出てくるかも知れないと思い、ネットで調べてみた。
すぐに出てくるのは景観を悪くするということがある。景観が悪くなるかどうかはかなり主観に左右される側面があるような感じがする。出力が大きくなるほどブレードをさせ得るタワーの高さが大きくなり、目に触れやすくなる。それが幾つも設置されると、従来からの景観を変えることになるのは確かだが、それを不快と感じるかどうかはかなり人の感じ方によって変わるようだ。景観は変わるが景観が悪くなるとは必ずしも言えないのではないかと思う。少し離れていると、風車が回るのを見るのが楽しいという人も居るほどだから。
次は騒音だ。これは調査資料もあって、物理的な音のレベルに左右される武運と、それを気にする人がその地域に多いかどうかに左右される側面も大きいようだ。ヨーロッパでは所有する農地に設置した風車には、それによる売電収入もあるためにほとんど騒音被害が降った得られることはないと聞く。自分の不眠の原因を風車の回転音だとする人もあるようだが、発生する音が直接身体に悪い影響が出るとは言えないらしい。出るとしても煩わしさとして考えるレベルのもののようだ。
次に良く言われるのがバードストライク。鳥が回転翼に巻き込まれて死ぬというケースだ。風力発電施設では、風車と鳥との衝突事故(バードストライク)が数多く発生することは確かなようだ。バードストライクにより死亡する鳥の個体数は、アメリカ全体で年間最大40万羽にのぼるという推定もあり。日本においてもバードストライクは多く発生している。日本野鳥の会の死体収集調査によれば、国内22カ所の風力発電施設で2000年からの10年間、合計102件のバードストライクが確認されている。これを多いとみるかどうかは、鳥に対する人の価値観に左右されるだろう。高層ビルにぶつかる鳥も多いそうだから。
景観を変える程度は、山肌一面に取り付けられる太陽光発電に比較すると、hるかに少ないと言えるように思っている。洋上設置によって魚が寄りつかなるとは聞いたことがない。漁業者にとって、自由度が減るということはあるだろうが、それは補償できないほど大きなものではないだろう。
とはいえ、今後の風力発電規模の拡大に伴う環境への影響を長期的に調べる必要度が大きくなることは確かなことだ。
家族の一人がやっている猫、鳥、犬などをモデルにした手作り
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