一昨日、既築のビル、工場建物などのエネルギー効率を上げるプロジェクトに大成建設が着手したことを紹介したが、帝人フロンティアは8月16日、高い遮熱性を有し、平滑な塗装面を実現する遮熱塗料「Solfrio（ソルフリオ）」の販売を開始すると発表している。このような壁面遮熱方式が開発されないかを考えていたのと合致するのは嬉しいことだ。
高遮熱は、平均粒径0.5μmの真球状特殊ファインセラミックスが均質に配置された塗膜を形成することで、太陽光に含まれる近赤外線を効率よく反射し、塗装面の温度上昇を抑制する。平滑で光沢のある塗装面が、凹凸の少ない、平滑で美しい光沢の塗装面を実現し、高いレベリング性を有する。審美性が必要な用途にも使用可能のようだ。
塗膜の標準的な厚みは80μm、常温乾燥にも100℃までの焼付による強制乾燥にも対応するため、高い作業効率を実現。また、表面硬度は鉛筆硬度3Ｈと高硬度なため、塗装面にキズがつきにくい
窯業系サイディング材、コンクリートなどの無機素材、鉄・ステンレス・アルミなどの金属素材、およびプラスチックやＣＦＲＰ（炭素繊維強化プラスチック）など、幅広い素材に使用できるようだ。
遮熱塗料は暑さ対策や、省エネに有効であることから、市場で高く評価されているが、既存の製品には、幅広い素材に対応しかつ平滑な塗装外観が得られるものは多くなかった。こうした中、同社は、特殊ファインセラミックスを使用することで、幅広い素材において高い遮熱効果を発揮し、平滑できれいな塗装面を得ることができる遮熱塗料「Solfrio」の開発に成功し、今回、販売を開始することとしたもの。今後、屋根や外壁、エアコン室外機、分電盤などの屋外設備向けに販売を開始し、その後、屋外スポーツ施設・器具やコンテナ、金属製構造物など、幅広い用途に展開していく考えだ。
この塗装に太陽光発電素子を組み込むことができれば、大量の発電が出来るだろうが、不可能ではあるまい。
家族の一人がやっている猫、鳥、犬などをモデルにした手作り
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