今日午後3時から、「2030年持続可能なエネルギーミックスはどうあるべきか：政府案の徹底検証」という表題のWebinarが、自然エネルギー財団主催で行われたのにオンライン参加。4人の論者が登場したが、最後のラウンドテーブルの部分は所用で聴けなかった。
これに参加して思ったことは、最近発表されたエネルギー基本計画について、自分はただ新聞の表題だけを読んでいて、本文は全く読んでいないということが如何に思考停止を招いているかということだった。
断片的なことだが、これまで10年間、電力需要は減少しているのを、こらから増加することを前提にして計画が作られているということだ。それを基本とするから、原発も石炭火力も必要になるということになる。また、再エネの発電コストが高いとしているが、これは日本の特殊事情で、世界的には、石炭火力などよりも安くなっている。トレンドとしてはその方向に向かうとは言わず、高いから奨励しないといのが政府の姿勢だ。
石炭火力については、現在稼動中の設備が165基あり、建設中のものも数基あると知ったが、これをなくするということは、地元の雇用環境が変わることを意味するから、政府としてはそこに踏み込めないということなのだ。
原発は既に破綻していると思うが、計画では核燃料サイクルは実施できるとしているようで、原発ありきを前提にした計画になっていることも知った。これについては社会の理解でも無理筋だと言うことになっているはずだ。
まず計画の原本を読んで、前回との比較もしてみることにする。根気のいることになるだろうが、基本的理解をしておかなければならないと教えられた。大反省。
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