サイバーアタックで送電網が障害を受ける可能性があるとは思っていたが、アメリカで起こった天然ガスパイプラインの停止がアタックによるものだと知ってビックリしたと同時に、デジタル世界ではサイバーアタックは大から小まで、様々な形で社会を混乱に陥れるということを学んだという気がする。今の社会では、デジタル制御に無関係なものは殆どないのだから、自分もその中に組み込まれていると考えるべきだろう。
コンピュータのデータを、それを作った組織内ではなく、クラウドという外部のデータ蓄積設備に保存するのも、そのデータを喪失したり盗まれたりする可能性があることを知った上で行うべきものだろう。今日もテレビで報じられていたが、クラウドの障害でコロナの接種予約システムが動かなくなったようだ。デジタル設備も精密機械であることには変わりはないから、必ず不具合は起きる。それに備えたバックアップがどこまで行われているかによって復旧の速度が影響を受ける。
今殆どの家や建物、工場などにスマートメーターが設置されているが、これもデジタル機器だから、外部から密かに悪意でアクセスして、その取り付け先の電気機器の制御を乱すことはできる。これもサイバーアタックだから、その防止策を組み込む必要があるが、それを利用者が行うことは不可能に近いから、その取り付けを行う電気事業者が、責任を持って対応する必要がある。だが、その事業者の中にアタッカーが居る可能性もあるから、どう対応したら良いのか分からなくなるのがデジタル社会なのだろう。
デジタル通貨が普及し始めているが、これが利用者の知らない間に悪利用されたり盗まれたりすることが頻発するようになるかも知れない。
デジタル社会は不安社会なのだ。
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