効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■廣島に原爆が落とされてから75年

自分が小学生低学年の時にあったことだ。その頃のことで記憶に残っているものは少ないが,戦争に関することでは幾つか残っている。原爆が落とされたときに、自分たち兄弟3人と母は、母の実家である岡山県の児島に住んでいたが、岡山市焼夷弾攻撃を受けたのを山越しに見たことは鮮烈な記憶として存在する。自分たちの頭上で起きたことではないから、無数の焼夷弾が落とされて暫くすると、夜の空が次第に赤く染まっていった。その下で沢山の人が命を落とし、家を焼かれていたのだが、一瞬のことではなく、普通の爆撃で、壕に隠れたりする時間はあったと思う。

しかし、75年前の8月6日に落とされた広島の原発は、爆発の一発で全てが破壊されたのだった。命を失わず残された人は苦しみだけを背負って、市中をさまよい、手当もされずになくなった人も多い。日本の敗北は米国の中枢部には分かっていたのだから、このような攻撃をする意味はなかったのだが、新しく開発された原子爆弾を実際に使って威力を知りたかったのだろう。

今朝8時15分からの原爆による死者を弔う記念式典には、テレビの前で立ち上がって黙祷に参加した。式典の最初に広島市長が弔いの言葉を述べたが、NPT(核兵器不拡散条約)へ日本が参加することを求めたことを含めて、胸を打つものだった。

核爆弾は使えない兵器になっているという言葉もあるが、人間は同じ過ちをすることもありうるから、核兵器そのものをなくす必要がある。どのようにそれを実現するかは、人類全体が考えて対応すべきものだろう。これが理想論だということも分かるが、広島と長崎が持つ原爆被害の経験を引き継ぐのを止めないことが一つの方策だろう。

 

 

 

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