効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■ドイツ北部から南部への高圧送電線建設

ドイツはいま北海に洋上風力発電の建設を進めているが、それによって起こる問題は、それに対応する電力需要が現時点では北部地域になく、風がよく吹くときには隣接する国へ輸出している。だが、風力発電EU諸国でも盛んに利用されているから、ドイツの風力発電によって余剰となった電力を受け入れる余地がなくなりつつある。EU諸国は殆ど送電系統が一体化しているから、輸出入は常時行われている。しかし、その電力価格は市場での需給で決まるために、ドイツはマイナスの価格で輸出することもある。それでも他国に受け入れる余裕がなければ、風力発電の稼働を抑制せざるを得ないことが起きるようになっている。

その一つの解決策は、ドイツ南部の工業地帯に送電することだ。需要は必ずあることは分かっているのだが、それを送る送電系統の容量が既に一杯になっていて、折角の風力発電からの電力を南部に送れない。ドイツ政府は新しく高圧送電線を建設する計画を作ったものの、その通路にあたる地域住民から強烈な反対があり、これまで建設計画は前に進んでいなかった。地中埋設も検討されたが、コストが膨大になるため計画は宙に浮いていた。

だが、昨日海外から入ってきた情報によると、Tractebel社が、南部への送電線の建設をドイツ最大の系統管理組織Tenne Tから受注したということだ。計画では6年かけて建設することになっている。38万ボルトの高圧線をDollernとLandesbergenの間145kmに設置するという。電力関係の幾つもの会社がこれには関わることになるのだが、地域住民の合意をどこまで得られたのかは明らかにされていない。合意が得られたところを選んで工事を進めることになるかもしれない。ともかく一歩進んだということだ。

 

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高圧送電線経路図

 

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