効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■インドのガス井からの噴出事故

インド北部にある天然ガスを採取するガス井からガスが噴出して止められなくなっているようだ。この事故を起きたのは5月27日。突然の噴出を止めることが出来ず、それ以来噴出は続いている。その近くに住む5人が死亡したが、ガスの噴出が直接の原因ではないと主張しているらしい。噴出に伴って、石油分を含む凝縮液が周辺の農地や山林に降り注ぎ、動物や鳥、魚も次々と死ぬという状況が続いているとのことだ。当事者であるインド石油は、このガスが着火して火災にならないようにするのに必死となっているが、噴出そのものが止まらないために、今後がどうなるかの見通しも立っていないと報じられている。この事故が日本では報じられていないのが不思議だ。というのは、膨大な量のメタンが主成分の天然ガスが放散されると、それが持つ地球温暖化効果は炭酸ガスの何倍にもなるからだ。

この当たりは農林業の盛んな地域であるのに加えて、エコツーリズムでも広く知られた観光地でもある。半径1.5キロの地域住民2,500人には避難命令が出されたようだが、それだけに止まらない可能性もある。このガス井からは1日に10万立方メートルのガスが、地下4,000メートル近くの深さから採取されていたのだが、これまでのところ、それが突然噴出した原因もまだ分かっていない。これが止められないとすれば、地球環境にも大きな影響を与えることになる。

1~2年前にカリフォルニア州天然ガス輸送幹線からの漏洩に着火し、かなりの被害がでたことがあり、それが一つの原因として、カリフォルニアでは天然ガスの使用を抑制しようとする方向に向かっている。世界的にも石油・ガス田から漏洩するメタンガスは問題視されるようになっている。このガス田でのガス漏洩をできるだけ早く停止させなければ、地球環境への大きな脅威となることは確かだ。世界の業界の知恵を絞って対応しなければならないだろう。

 

 

 

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