依然として終息の気配がない新コロナウイルスによる肺炎の拡大の中で、人同士の接触を避けながら仕事をできるようにと、インターネットを介した画像に写し出される人、あるいは資料、物などを見ておこなうワークスタイルが急速に普及している。自分もこれまでSkypeを使った対話をした経験しかなかったが、先日仕事として映像を介しての対話をする機会があり、この方式がこれから社会に定着拡大するだろうと感じた。今日送られてきたIEA(国際エネルギー機関)のメッセージでは、テレワークの定着によって電力依存が大きく高まることになる、という趣旨のことを述べていたが、電力供給網だけでなく通信網の障害が起きないようにすることの重要性が飛躍的に大きくなったことは確かだろう。電力やデータの流れをダブルにして、流れが止まらないようにする必然性が大きくなったと言える。
事業者の中にも、テレワークをせざるを得なくなったことによって仕事を見直す機会となったところも多いだろう。これまでは単に便利な道具としてしか見られなかったPCだが、それを経由した遠距離の仕事をするシステムを中核にした業務システムがどれほど具体的に導入できるかを、経営陣が考えざるを得なくなり、それによって仕事のやり方が大きく改善、合理化されるきっかけともなるに違いない。スマートフォンなど、移動情報端末の利用もこの中に組み込まれるだろうが、これも蓄電池に依存するのだから、振動や光などを電力に変換できるような端末も広く開発されるだろう。
一方、テレワークによって、企業活動の情報データの集積に、外部からアクセスする頻度が急増する。ということは、そのデータ保護システムを重層的に強化しておかなければ、不正アクセスも急増し、データ自体が破壊されることも想定される。そのリスクにどう対応するかを巡って新しいビジネスも生まれるだろう。テレワーク対応のオフィス需要も急増するに違いない。社会システム全体が大きな方向転換をすることになる。ネットにワイヤレスでアクセスする需要も急増するし、データの流れの速さも求められる。いま5Gといわれるワイヤレス高速データ通信方式が登場したが、その利用分野も大きく広がるに違いない。コロナウイルスがきっかけとなって、社会の大変革が進展することになるのだろう。
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