効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■新しく開発された家庭用燃料電池エネファームType-S(SOFC)

 大阪ガスは2月25日、家庭用燃料電池エネファームtype S」(定格700ワット)の新製品発売を発表した。現行製品の世界最高発電効率53.5%を超える55%(定格出力で運転)を達成しているほか、設置面積も従来比20%減で小型化も実現しているのが特徴。アイシン精機、京セラ、トヨタ自動車、が開発した技術をベースに、アイシン精機、京セラ、ノーリツ、パーパス、リンナイと共同で開発したもの。停電中も発電し、電気が使用できる停電時発電継続機能もラインアップしている。セット希望小売価格は132万円(税抜)~。設置工事費等は別。これには政府の補助が得られるはずだ。熱源機を付いたものは168万円。

 固体酸化物電解質セルスタックの改良と発電ユニットの制御プログラムの改良で、発電効率55%を実現。これにより、従来の給湯暖房システム使用ケースと比べると、年間の光熱費を約12.1万円、CO2排出量を約2.3トン削減できるという。セルスタックの枚数削減とパワーコンディショナーの小型化で、横幅を現行商品の780mmから600mmにスリム化し、設置面積を約20%削減している。既築住宅への設置がやりやすくなるだろう。スマートフォンの専用アプリと連動させることができ、リモコンのスイッチを押すとプッシュ通知がスマートフォンに届いたり、スマートフォンから送ったメッセージが自宅のリモコンに表示されるなど、家族間でのコミュニケーションができる機能を搭載している。データ通信機能を進化させたもので、効率的な稼働ができる。

 主要デバイスのセルスタックの耐久性を見直し、発電ユニットの耐久年数を従来の10年から12年に延長したのも、魅力を高めることになるだろう。昨日書いたものへのコメントに対する回答にもなるかも。

 

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