効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■飛行船型ドローン

NTTドコモは、プロペラを使わず、ヘリウムガスで浮く飛行船型のドローン「羽根のないドローン」を開発したと報じられている。なぜ通信事業がという気がしたのだが、通信線や、通信基地などのチェックには空からの目線が重要だと言うことに気が付き納得。今回開発されたドローンは、新たなドローンビジネスの創出に向けたもので、安全性の高さが特徴。ヘリウムガスが充填された風船の浮力で浮遊する飛行船型で、超音波振動モジュールが空気ポンプとして動作することで推進力を得て空中を移動する。ドコモでは、イベント会場やコンサートホールなど屋内で広告や道案内に活用できるとしているほか、警備ソリューションへの活用を想定。また浮遊するドローンの本体にプロジェクションマッピングを適用することで空中に映像を表示する空間演出も可能としている。

開発された飛行船型ドローン「羽根のないドローン」の直径は最大約90cmで、飛行速度は約20cm/秒。連続飛行時間は約1~2時間。超音波振動モジュールは人が触っても安全な微小な振動で、静かで安全なドローンを実現したとしている。超音波の振動で動くからそれほど早く飛ぶものではない。最初記事を読んだときには水平に飛ぶだけかと思ったのだが、振動の方向を変えてやれば、縦横自由に飛べるだろう。ただし、風には弱いはずだろうから、室内で使うのが主だとしても、天候によっては通信基地のチェックなどにも使われるだろう。音波で移動するというのも面白い。他にも応用されるかも知れない。エネルギー効率も高い筈だ。