効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■明石海峡大橋にマイクロ風力発電を設置できるか

国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、世界全体の再生可能エネルギーによる発電設備の容量が2018年に171GW(ギガワット)増加し、再エネの力強い成長トレンドが過去10年間継続したと19年4月2日、発表した。それにより、世界の発電容量の3分の1が再エネ由来となったとしている。年間の再エネ増加率は7.9%で、その大半の84%を太陽光と風力の発電所新設が占めるという。アジア地域は新設された全再エネ容量の61%を占めており、設置容量は11.4%増加した。一方、成長率が最も高かったのはオセアニアで、18年に再エネ容量が17.7%増加した。アジアに次いで3番目に成長率が高かったのが、アフリカの8.4%。

太陽光発電に関しては、18年に24%増となる94GWの容量が世界全体で増加した。そのうち、アジアが約70%となる64GWを占め、引き続き世界の成長をけん引している。国別では、中国、インド、日本、韓国がその大半を占める。風力発電は18年に49GW増加している。

これとは全く関係のないことだが、この間から、明石海峡大橋などの橋脚や横桁の部分に、小さな風力発電設備をずらっと取り付けることはできないかと考えている。長い橋の場合、まず風速計が取り付けられている筈だから、その記録を利用するといろいろのシミュレーションをすることができる。数メートル間隔で取り付けることができれば、全体の規模は可成りのものとなる。太陽と違って、風に強弱はあるものの、始終吹いているから、交通標識照明用電源などに使えるだろう。

ただ、既存の橋に取り付けるには、強度計算とか規制の問題などが発生するから、簡単な話ではないとは思う。だが、どのような規制が問題かなど調べて見る価値はあるのではないか。羽根の先に小さなLED照明を付ければ、夜など蛍が一杯いる橋になる。騒音の問題もなく、橋が景観の力を増すに違いない。