効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

世界の平均気温

米海洋大気局(NOAA)によると、6月の世界の平均気温は過去137年で最も高く、14カ月連続で過去最高を更新した。また北極の海氷面積は今年前半に観測史上で最も小さいレベルにとどまったとNASAは指摘している。人間の活動に伴って排出される二酸化炭素(CO2)などの温暖化ガスが、気温上昇や海氷縮小が長期的に続く原因となっていると警告しているが、地球温暖化が温暖化ガスによるということを否定する人もいる。CO2などの温暖化ガスは人間の活動から生み出されてものだが、その排出量の増加と気温の上昇を統計的に分析すると強い連関があることから、世界的な動きとして温暖化ガスの抑制に向けた動きが実施されている。だが、温暖化の抑制にどれほど効果があるかが分かりにくいのが難点だろう。米航空宇宙局(NASA)は19日、今年1〜6月の世界の平均気温は、観測記録が残る1880年以降で最高となったと発表している。人間が作り出したフロンガスによって南極にオゾンホールができ、太陽からの紫外線が直接地表に届くようになり、癌の発生が増加するとされ、フロンガスの管理が世界的に徹底された。その結果最近オゾンホールが小さくなったと実証されているが、因果関係を明らかにしにくいのが長期の変化だろう。地球の気温が高くなっていることは実証されているのだから、少なくともCO2の排出抑制によって温暖化傾向が弱まったとするデータが出ないものだろうか。