効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

大阪ガスの木質バイオマス発電所

大阪ガスは千葉県袖ケ浦市バイオマス発電所を建設するということだ。東京電力管内で電力事業を進めるために必要な電源の確保を目的としたものだろう。報道によれば、出力は5万キロワット前後とみられ、投資額は数百億円を見込む。早ければ2019年3月期中に着工する。同社が参加するバイオマス発電所は4カ所目。これまでの3カ所は他社との共同プロジェクトや火力発電との混合型だった。大阪ガスにとって初めての単独案件となるとのこと。これまでの建設経験から自社のみで建設することにしたのだろう。固定価格買取制度で高く買い取って貰える設備のようだが、5万キロワットという規模で見ると、その燃料の確保をどのようにするかも課題だろう。木質チップを燃料にするようだが、国内で安定的に供給を確保するのは極めて難しいから、輸入チップを利用せざるを得ない。その場合には原産地でどのようにチップが製造されているかをよく吟味しないと、現地で環境破壊に結びつくようなことがあれば、バイオマス発電だから地球環境に優しいとは言えなくなる。その辺りは弁えているとは思うが、現地事業者の動きを常時把握しておく必要があるだろう。輸入事業者に依頼するはずだから、調達策は複数となる。できるだけ国内調達の比率を高めてほしいものだ。
今宵は会社の学卒同期の会合が夕方5時から本町で。年々参加者が減るが、体調不調のためという理由が多かったのは80歳前後としては当然だろう。奥方も数人参加して20人足らず。