効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ハウステンボス(HTB)が蓄電池も開発?

ハウステンボスは長崎にある純然たる遊興施設だと思っていた。だが、ここに作られた「変なホテル」という宿泊施設に太陽光発電からの電力で水素を作り、それで燃料電池に供給して発電させるという設備が導入されたと知り、また、受付をロボットがするということもあって、新技術をどんどん採用するのだなと思っていた。また、ここが新電力事業も運営までしている。これからどういう技術を取り入れるのかなと関心を持っていた。

今日の新聞報道で、21日開業した「変なホテル」の新棟(3期棟)には薄いフィルム型太陽電池を導入したと知り、やるなとは思ったが、このタイプのものは既に商品化されていることから、先進性を誇示しているなと感じさせられた。だが、同じ報道記事の中に、リチウムイオン電池より低価格で安全性が高い植物性の蓄電池も開発中だと紹介されているのを知り、少なからず驚かされた。これは完全にメーカーの分野に踏み込んだと言うことだ。この電池はHTBが出資するポーランドベンチャー、サウル・テクノロジーズが開発したという。HTBを率いる沢田社長は「2年以内にHTB敷地内か、長崎県内の近接地に工場を建設する。将来は国内やアジアで販売したい」と話す。新型太陽電池と組み合わせ、変なホテルの3期棟を将来は自給自足の再生可能エネルギーで24時間運用できるようにする計画だという。

本業のテーマパークは入場者数が減少気味で、これを補うプロジェクトが新しい素材の太陽光発電や蓄電池だが、HTBにこれを支えることが出来る技術者が育っているのだろうか。かなりリスクの高い事業に着手したなという感じがする。