効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

西粟倉村の持続可能な地域づくり

今日午後、奈良市内で開かれた自然エネルギー学校の会合に参加した。テーマは「西粟倉村ローカルベンチャーの取り組みについて」というもの。講師は堂村の地位関西学院大学大学院総合政策研究科特任参事でおられる上山さん。お話しは木質バイオマスを事業として成立させて地域を活性化させようと努力している奈良県には実に参考となる内容だった。興味あることは、この当初のきっかけは、2004年に町村合併に賛同するかしないかの住民の意思が、しないという結果になったことを受けて、西粟倉村がどのように自主独立できるかを村全体で考えた所にあることを知った。そして2008年「百年の森林構想」が着想され、その森林事業が開始されたのだった。森林を資産として地域をどのように活性化するかが検討され、ベンチャー支援事業会社のサポートを受けて、森林素材をどのように商品として流通させるか、再生可能エネルギーとしての小水力、太陽光発電、木質燃料の熱利用の事業を立ち上げたのだった。そしてその森林事業に関連するベンチャーを募って育て、近い将来100社の株式会社を定着させようとしている。尋ねてみたら、矢張りそこには役場が間に入って発生する問題解決に向けて積極的に動いていることも分かった。株式会社の森の学校もあり、(https://loco.yahoo.co.jp/place/g-qQEBUGBstgQ/?utm_source=dd_spot&sc_e=sydd_spot_ttl)  ベンチャー育成の会社、ローカルベンチャースクールもある(http://throughme.jp/lvs-nishiawakura/)  小さなベンチャーへ若者も集合するようになっているという。ベンチャーは失敗もするだろうが、育てようとする村民の支援が地域を活性化させているようだ。全国の過疎地域にも参考となる事例だろう。