効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

炭化発電

木や竹、わら、などを炭にするときに利用される炭化炉は高温になる。この温度を利用してバイナリー発電で電気を作ることが出来るということは、聞いたことがあった。それについて、いつもお世話になっている和田 武先生(和歌山大学客員教授、元環境学会会長)からメールが入り、高槻バイオマス紛炭研究所がこの炭化発電の実証試験をするので、それを支援してやってほしいということだった。約20kWの発電を実証するらしい。炭化炉の熱を利用したものと、炭を使ったボイラーの熱と高温水でバイナリー発電(オーガニックランキンサイクル発電とも言うはず)を行うことによって、必要であれば24時間の発電も出来るシステムをテストする。その支援として、いわゆるクラウドファンディングを利用して、200万円を集める目標だという。和田先生が支援しておられるのだからと思って僅かの資金を提供したが、それによって、試験結果の報告が貰えるようだから、見返りとしては大きいものだと思う。バイオマス発電に、輸入バイオマスを利用するものが大規模発電には多いが、それが間接的に環境破壊を起こすこともある。だからいわば里山の資源を使ったこのような発電ができれば、地域起こしにも繋がるだろう。
https://readyfor.jp/projects/monjyu-denki からクラウドファンディングの内容を見ることができる。このような形で炭ができれば、これに水素を反応させてメタンを作ることも出来るから、今後の発展形が楽しみではある。