効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

奈良県・県営プール跡地の再開発

昨日の奈良新聞で、奈良市三条大路の県営プールと奈良警察署の跡地を活用するプロジェクト「大宮通り新ホテル・交流拠点事業」が本格的に動き出すと報じられた。県が整備するコンベンション施設などがトップを切って9月に着工、その15日に起工記念式典を開催すると言うことだ。そこまで具体化が進んでいたのかと驚いたが、記事の内容を見ると、この地区全体のエネルギー利用のあり方については全く記述されていなかった。道路を隔てて奈良市庁舎もあるが、これも取り込む必要があるだろう。
折角更地に建物群を新設するのだから、建物のエネルギー効率を究極まで追求してZEBにし、再生可能エネルギー(壁面、窓ガラスも含めた太陽光発電バイオマスボイラー、バイオガス発電、小水力発電など)を中心に、この地域でエネルギー自立ができるようにし、建物間の電力・熱の融通ができ、系統からの電力供給が止まったときには自立運転ができるようにするマイクログリッドにして、系統全体の需給が最適になるようなエネルギー設備の稼働を制御する、直流給電を原則とするなど、世界の電力事業者が見学に来るような場所にできないかとずっと以前から考え、この日記でも何度か述べたこともある。エネルギーシステムがどのような方針で設計されているか、一度調べてみたいと考えている。