効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

原爆の日

今日は72回目を迎えた「原爆の日」。台風の影響を心配していたが、熱い太陽の下で平和祈念式典が開かれて、参列者は暑かっただろうが、雨の中でよりも良かっただろう。原爆が落ちた日も暑かった。原爆を落としたから日本は降伏したと米国で言われることが多いが、新しい兵器の性能を試したかったからだというのが実態だろう。その結果に対する責任を米国はとろうとしていない。日本は7月に採択された核兵器禁止条約に加わらなかったのに、安倍首相は、禁止に向けて仲介役をするという趣旨の挨拶をしたのは極めて不愉快。原爆のあとこの新しいエネルギーを平和利用するということで原子力発電が開発されたが、これも長期的には人類の生存に大きな不安を与えるものとなるだろう。核兵器保有国が禁止に合意したとしても、核兵器を使用できないような方策が工夫されたとしても、核弾頭などの中にあるウランやプルトニウムをなくする方法はない。これもまた人類に永遠の負担となるだろう。いつも同じことを言っているが、核エネルギーに依存しない社会を創造する知恵をできるだけ早く生み出してほしいものだ。人間の歴史を見ると、争いのない平和な時期は殆どなかったのだから、世界に平和をと願うのも、願うだけに終わるのかもしれない。だが、願いが積み重なって何かの力を生み出すことはあるかもしれない。