効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

世界と日本の平均気温推移

このほど気象庁が発表した資料によると、2016年の世界の年平均気温偏差(1981〜2010年の30年平均値を基準値とし、平均気温から基準値を差し引いた値)は+0.45℃で、統計を開始した1891年以降では最も高い値となり(これまでは2015年の+0.42℃)、3年連続で最高値を更新したようだ。世界の年平均気温は、長期的には100年あたり0.72℃の割合で上昇しており、特に1990年代半ば以降、高温となる年が多くなっている。
2016年の日本の年平均気温偏差(1981〜2010年の30年平均値を基準値とし、平均気温から基準値を差し引いた値)は+0.88℃で、統計を開始した1898年以降では最も高い値となっている(これまでは1990年の+0.78℃)。日本の年平均気温は、長期的には100年あたり1.19℃の割合で上昇しており、特に1990年代以降、高温となる年が多くなっている。
2016年の世界と日本の年平均気温が高くなった主な要因としては、地球温暖化の影響に加え、2014年夏から2016年春まで続いたエルニーニョ現象の影響が考えられるとのこと。このままこの傾向が続くとすれば、文字通り末恐ろしいことだ。トランプ米国大統領はこれをどのように解釈するだろうか。