効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

トランプ政権の刃

地球温暖化は嘘だとするトランプ大統領が、オバマ前大統領が準備していた環境関連の規制、基準の具体化にストップをかけた。また、ホワイトハウスのウエブサイトにあった地球温暖化と関連のあるものを消してしまったらしい。そして、エネルギー産業に負担を強いる規制を撤廃するとする内容のものと入れ替えている。さらに、この分野の業務を担当する補佐官がストップをかけたものの中に、DOEがこれまで力を入れて策定してきた、エネルギー消費機器の効率化を進めるための新基準が含まれている。エネルギー効率が上がれば消費者の懐には暖かいものとなるはずだが、それには全く関心がないようだ。新基準は発効寸前まで手続きが進んでいたのだが、直前で政権が代わったために日の目を見なくなったのだ。新政権は石炭産業の振興を意図しているようだが、これに米国民が納得するだろうか。お蔵入りになるのがClean Air Actだろう。これで息を吹き返す石炭火力発電所が出るようになるだろうか。