効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

小中高通算の同期会

自分は、小学校は地元の東大阪だったが、中高は大阪市内、大阪城のすぐ側にある追手門学院を卒業した。今は大学まであるが、もともと陸軍の外郭団体であった財団法人偕行社により、主に軍部将校の子弟の教育を 目的として設立された付属小学校だった。それが敗戦後追手門学院と名前を変え、それに中、高、大と育ってきたもので、自分たちの頃にはまだ大学は出来ていなかった。中学校に入った頃の教室にはまだ銃架が壁に残されていたし、先生の中にはGHQの指示などお構いなく生徒にビンタをくらわす人もあったことを覚えている。この小、中、高を同期で終えた人たちが一つにまとまって年に一度偕追会という同期同窓会を持つ。小学校だけで終わった人も、一貫校として高校まで進んだ人もあって、たとえば小学校だけで他の中学に進んだ人と、中高から入学したものとは、最初の頃お互いに顔見知りではなかった。歳を経て相互の壁がなくなり、和気藹々の同期会になっている。この同期会が今日の昼大阪で開催され出席したが、亡くなった人や体調の悪い人、行方不明の人もあって、40人弱の出席だった。今年亡くなった人の中には、ボランティア活動中に命を落とした息子さんを持ち、遺志を継いでボランティア支援に向けて国際的な活躍をした中田武仁さんも居る。
会合の終わりには、偕行社付属小学校の校歌と追手門学院の校歌を歌ったが、歌詞の内容の違いに、時代の流れをひしひしと感じさせられた。時代の流れはこういうものなのだろう。エネルギー問題についても、振り返ればこのような時代の流れを明確に感じる時が出てくるかも知れない。いまがその変化の最中だと言えるのではないだろうか。世界の流れを見ていると、大規模集中型発電、送電、から小規模分散型発電と地域の電力供給ネットワークに変化しつつあることは確かで、従来型の電力事業も新しいビジネスモデルを構築する方向に動いている。それに遅れているのが日本ではないかという感じがしてならない。日本列島という孤立した電力市場ではあるが、日本に適した新しいビジネスモデルを構築しなければ、日本経済の足を引っ張ることになるかも知れないと思っている。