効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

JR東の環境モデル駅

高圧交流を使う新幹線を除いて、JRの列車を駆動する電気の供給システムは、直流システムになっていて、若干の区間を除いて北から南までつながっている。この管理はそれぞれの地区のJRが行っているが、それを統合させれば、現在の送電系統を補うネットワークになるのではないかと日頃思っている。そこまでの話ではないが、東日本旅客鉄道JR東日本)は浦和駅さいたま市)を環境配慮型のモデル駅にする方針だ。全国で初めて天候や列車のダイヤに合わせて電力の使用量を自動調整するシステムを導入するほか、ホームの屋根に太陽光発電パネルも設置する。このモデル駅で調整システムが完成すれば、多くの駅にこれを適用することができるだろう。駅舎の屋根に太陽光パネルを設置するのは意外に進展しないという印象を受けているが、ここで発電される電気は直流だから、路線の架線で駅間のエネルギー消費の調整もやりやすいだろう。JRだけでなく、全ての鉄道路線の屋根で太陽光発電をすれば、細長いが巨大な発電所が生まれることになる。電気設備の取り扱いに長けた企業が取り組むことを奨励すれば、どれ位の規模の発電規模になるだろうか。環境省などで試算してくれないだろうか。